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子供を国語嫌いにする教育。

普段考えていること

こんにちは!

英語の次に、多くの生徒さんに教えている科目が、国語の「現代文」です。小学生から高校生まで、教えています。

最近思うのは、まず、「抜き出し問題」とか「説明問題」とか「選択問題」とか、そういうのを解けるようになることを目指して、問題集をたくさんやる!みたいな発想は、そもそもあんまり意味がないんじゃないか、ということ。

もちろん、できる子には、どんどん問題を解いてもらっています。受験もありますしね。それで成長がみられる子は、基礎があるので、慣れていけばどんどん正答率が上がっていきます。

ただ、その基礎がない子がたくさんいます。

その基礎って、もちろん語彙力とか論理的思考力とかもあるんですけど、1番は、「文からメッセージを読み取ろう」という能動的な姿勢です。

そもそもどうして、人は本を読むのか、雑誌を読むのか、新聞を読むのか、ネットの記事を読むのか、考えてみてください。

国語のテストで、抜き出し問題とか選択問題とかそんなものをできるようにするためではありません。

情報を得るため、ですよね。

そんな当たり前のことを、多くの大人は子供に伝えないのです。

その姿勢がない子は、物心ついたときから、国語の文は、問題を解くために読むつまらないもの、と思い込んで生きてきているんですよね。

「国語の成績を上げるために、本を読みなさい」って、根本的に間違っていませんか。

そんな、テストの点数を取るための読書なんて、だれが楽しんでするんですか。苦痛に決まっているじゃないですか。

「本を読むのは、自分の知りたいことを知るためだよ」

「知らなかったことが分かるようになると楽しいよ」

それだけのことを、どうか、大人の皆さんは、子供たちに教えてあげてください。

それすらわかっていない子が本当に多くて、かわいそうで、切なくなります。

国語(や英語)の文は、つまらないものを忍耐力をつけて読むものだ、と思い込ませないでください。

「文からメッセージを読み取ろう」という姿勢ができている子は、好奇心も旺盛だし、国語だって、ちょっと勉強すればすぐにできるようになるんですよ。はっきり言って、テクニック不要です。

逆にその姿勢ができていない子は、解いても解いてもできるようにならない。好奇心がないから、国語に限らず、与えられる課題すべてが、苦痛なハードルになるんです。そんな子に点数をとることを求めるなんて…

ある高校生の生徒さんは、現代文の問題を解いた後で、

「この文、すごく考えさせられて面白かったです。この出典の本、探して読んでみます!」

と言ってくれました。もちろん、問題の正答率もどんどん上がっています。

こうなってくれたら、もう心配ないですね。大学より先に、合格をあげたい気持ちです。

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東京外国語大学卒業→イタリアに住み、結婚→帰国後、複数の塾で教室長→家庭教師として独立。

大学受験の英語を中心に教えています。

公立中学で落ちこぼれでしたが、勉強を始め、大学に行けるレベルになりました。
落ちこぼれだった経験を生かして授業をしています。

言語を勉強するのが大好きで、イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、フィンランド語、ラテン語、オランダ語など、たくさんの言語を勉強しています。(英検1級、イタリア語検定1級)

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