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「苦労は美徳」という思い込み。

普段考えていること

こんにちは!

私が子供の頃から、

「やりたいことを我慢して勉強を頑張れ」

「勉強は辛いけれど、我慢して頑張れば結果はついてくる」

というような発言を多くの大人から聞いてきました。特に学校で。

受験はしんどい。

覚えることもいっぱいだし、やってもやってもなかなか成績は上がらないし・・・

確かにそうですね。

でも、子供がそう感じる原因の一つは、私たち大人じゃないでしょうか。

「勉強大変だと思うけど、頑張ってね」

みたいな発言を、私はこの1年何回したでしょうか。

今年の受験生、ごめんって感じです。

私は、心の中では、勉強は楽しいものだと思っています。娯楽の要素はかなりあると思っています。

でも、勉強は辛いことで、我慢してやることだと思い込んでいる子たちがあまりに多いので、ついこんな発言を何度も何度もしてしまっていました。

でも、もう今年から、口からこんな発言が出そうになったら、止めるように努力しようと思います。

子供たちは、小さいころからずっと、「勉強は辛いもので、将来のために我慢してやるものだ」と洗脳されて育っています。

今の大人が悪いのではなく、今の大人も、その前の世代からきっとそう洗脳されてきたのです。

受験勉強は、自分の夢を叶えるための能動的な活動。

そこに、ネガティブな要素はないはずです。自分で選んだこと、つまり、好きなことをやっているんですから。

昔、受験生の時、私が「今年は受験だからお正月の親戚への挨拶まわりは行かないで家で勉強する」と言ったら、父親に「正月くらい挨拶しに行け。まったく好き勝手なことばかりやって!!」と言われたことがあります。うちの父からしたら、受験勉強は「好き勝手なこと」だったのですね。でも、今考えるとその通りだと思います。自分の楽しい大学生活のために勉強しているわけですから。

そりゃ、嫌いな科目とか苦手な分野はあるでしょう。でも、それを「苦労である」と洗脳するのは間違っている、と思うのです。

「理解できなかったことができたら楽しいよね」

「点数がすぐに伸びなくたって勉強した分、分かることは増えているから確実に成長してるよね」

と、あくまで前向きに、成長を喜びたい、と思います。そして、分かることの楽しさを感じて欲しいと思います。

というのも、やはり勉強することに楽しさを感じられないと、ただの我慢大会で、成績は頭打ちになるし、何より、「将来のための犠牲の時間」と思い込ませて時間を過ごさせることに罪悪感を感じるのです。

「楽しい大学生活のために今苦労しよう」

と考える人もいるでしょう。価値観は人それぞれ。でも、幸せな老後のために、嫌いな仕事を30年我慢する昭和の企業戦士のニオイがするんですよね・・・

「楽しく受験勉強をして、合格して、楽しい大学生活を送ろう」

の方が、何十倍も幸せだと思うんです。

実際、「受験勉強楽しいな、と思っていたら気がついたら受かっていた」なんて子たちにこれまで何人も会いました。理想の形だな、と思いました。

勉強には、娯楽の要素がいっぱいです。ゲームみたいなところもたくさんあります。そしてそもそも人間は知ることに快感を感じる動物です。

「わさわざ」苦行だと思い込ませる必要はないのです。

勉強が苦行である、という考えは、もう数世代にわたって「常識」になってしまっています。
「私たち大人も、嫌いな勉強を頑張ってきた。だからあなたたちも我慢して頑張れ」というメッセージを伝えてしまっています。そして勉強嫌いの子供を大量生産しています。
そして、子供を勉強嫌いにした大人が、子供に「勉強しろ」と強制する。そんな恐ろしい現状があります。

今後かかわる生徒さんたちに対して、発言には気をつけたいです。

家庭教師依頼はこちらから。

東京外国語大学卒業→イタリアに住み、結婚→帰国後、複数の塾で教室長→家庭教師として独立。

大学受験の英語を中心に教えています。

公立中学で落ちこぼれでしたが、勉強を始め、大学に行けるレベルになりました。
落ちこぼれだった経験を生かして授業をしています。

言語を勉強するのが大好きで、イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、フィンランド語、ラテン語、オランダ語など、たくさんの言語を勉強しています。(英検1級、イタリア語検定1級)

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