こんにちは!
私立大学専願の人は、例えば文系なら、国語、英語、社会で受験します。
国立大学志望の人は、国語、数学、理科、社会、英語を勉強します。
私立専願の人は、3科目に絞って勉強するので、1つ1つの完成度は高くなるはずですね!
国立志望は、全科目、満遍なく勉強しなければならないですからね。
でも、なぜ、しばしば私立専願の人は国立併願の人に負けてしまうのでしょう?国立併願の人が、私立専願の人が落ちた大学に受かってしまうのはなぜでしょう?
いろんな理由があると思います。
私が思う理由の1つは「深さ」です。
私立専願は、選択式中心の問題なので「見てわかればよい」「選べたらよい」という勉強をしがちです。(英検もですね)
国立志望は、記述、論述中心の二次試験がありますから、しっかり暗記しアウトプットする練習をします。
国語だったら、「傍線部で述べられていることを説明せよ」という問題を大量にやっているのです。
東京大学の国語の入試問題は、ひたすら説明をさせる問題しか出ません。対して、早稲田大学は、選択式、書き抜き式が中心です。
深さが違うんですね。
講師をしていると分かるんですが、教えることで、1番賢くなるのは講師です。
生徒ではありません。何故なら、人間は人に説明する時や、自分の理解を言葉にする時に、より深く物事を理解するからです。言葉にすることで、自分の中で曖昧に理解してきたことが、明確に理解できるようになるんですね。
国立志望の人は、記述対策をすることでこれをやっているのです。
私立志望だからといって、英文法を選択式中心のネクステからやるのではなく、まずは、学校文法レベルの英作文や、書き換え問題、和訳をしっかりやるべきだと思います。私立専願だからといって、基本単語も書けないようでは、定着に差が出ます。
国語も、文章を軽く要約する練習をしてみると理解が深まります。
社会なんかは、論述の勉強まですると、やりながら頭に流れや因果関係が入るので、正誤問題も楽に解けます。
記述ばかりやるのは効率が悪くなるかもしれませんが、私立専願の人も国立型の勉強を取り入れてみてはいかがでしょう。
少なくとも私は、私立専願の人にも、口頭での要約や内容説明、和訳はさせています。
その深さをわかっているからです。