こんにちは!
英語、英語と言われる時代ですが、私はこんな時代だからこそ、大人の皆様には、英語以外の外国語の勉強をおすすめします。
高校生までは、正直、受験もあるし、なかなかプラスして別の言語を勉強するのは大変かと思います。(ただ、実は、大学入試は、英語以外で受験する方が、問題が簡単で有利なことは時々ありますが。これは、中国人とのハーフの子たちが口を揃えて言っていました)
大学生以上なら、私は好きな国の言語をどんどん勉強して、世界を広げて欲しいと思います!
その理由はいくつかあります。
1つ目に、英語は世界共通語と言われていますが、実は英語が話せる人は結構少ないという事実に、海外旅行をしていて気がついたからです。
私が、何度も足を運んだイタリア、フランスでは、大都市は別として、少し田舎に行けば、英語が満足に話せる人はほとんどいませんでした。若者も含めてです。
そういう所では、英語を話せることは全く意味がなく、よそ者扱いされて終わりです。というか、英語を話す人に嫌悪感を抱く人もいます。
現地の人との交流は、イタリア語やフランス語になるわけです。
また、2つ目に、大都市や観光地であっても、イタリア語やフランス語で話しかけると、現地の人は本当に喜んでくれるということです。
特に、方言を覚えていくと、リアクションがすごいです!!本当に喜んでくれます。
大学生の時、パリに1人旅に行った時(人生初海外!)美術館で偶然近くにいた、パリジェンヌのおばあちゃんと仲良くなり、3日くらいパリの観光地を案内してもらったんです。
彼女は、「日本人の女の子が、一生懸命私たちの言葉で話してくれて、本当に嬉しい。外国人はいつも英語ばかり話すけど、あなたは違う」と何度も何度も嬉しそうに、私に話してくれました。
私が帰国する前の日には、「本当に楽しい3日間だった。私も若かったら、日本に行きたい。あなたがこれから先、ずっと幸せでいてくれることを心から祈っています」と涙を流しながら見送ってくれました。
こんな交流は、フランス語を話せたからできたのだと思います。相手の言語で話すことは、相手の文化に敬意を表すことになるし、多少下手でも、その言葉を話そうとする姿勢に、現地の人は、単なる観光客以上に親しみを持ってくれますし、努力を評価してくれます。
下手くそでも、バカにされることはなかったなぁ。
言語は、単なるツールではなく、その土地が積み上げてきた文化の集大成です。
だから、私は、旅行に行く時は、必ず少しでも、その国の言葉を勉強して行くのです。
英語は、世界共通語だから、コスパは良いでしょう。
でも、人との交流ってそれだけじゃないし。
多分、英語だけだったら、話すらできない人もいたし、ここまで深い交流はできなかったでしょう。人生の伴侶に出会えたのも、イタリア語ができたからですね!
多言語学習のメリットは、まだまだたくさんあると感じているので、また気が向いたら書きます。