共通テストが終わりましたね。
生徒さんにも、上手くいった人も、そうでない人もいます。
数学がかなり難化した、ということですね。
ただ、今回の結果を見て思ったのが、難しくなっても、やはり実力が安定している子は高得点がちゃんと取れている、ということです。
なんだかんだで、試験の点数って正直だな、と。
普段、マーク模試で数学ⅠAは安定して9割以上取れていた生徒さんは、本番はあの問題で8割ありました。(文系の子です)逆に、普段7割くらいだった人たちがダメージを受けている感じがします。
もともとセンター試験より難易度を上げて、平均5割を目指すテストだったので、難化は仕方ないのかも知れませんが、これからの受験生は本当にやることが多いですね。これに比べたら、私が受けたセンター試験はお遊戯みたいなもの。
試験といえば、最近、こんな動画を見ました。
この動画で、成田さんが、アメリカの一流大学の現状を話してくださっています。
アメリカはAO入試みたいな制度しかなく、自分をアピールするためにお金持ちの子供たちが「経験」を買いまくっていると。
この番組で、視聴者の支持を一番集めたのが、この提案者の女性の意見だというから驚きです。人って耳障りのいいことしか聞かないんだな。
日本でも、推薦入試が増えてきていますね。大学は、生き残りをかけて学生数を確保しないといけないですから。特に私立大学は、一般入試だけだと何人辞退するか予想できませんし、リスクが高いです。
学力試験がある公募推薦なんかは別として、全部AO入試みたいになったら本当に怖い。
私は、入学試験って、頑張った人が報われる、非常に平等なシステムだと思います。
もし、入試がなくなって、AO入試のみになったら、今以上に格差が広がりますよね。
学力をつけるにも、もちろん親の経済力の影響はあります。でも、義務教育を普通に受け、公立高校に進学しても、きちんと大学受験に必要な教科書は配られるし、今はやる気さえあれば、ネットを使ってお金をかけず勉強はできるんですよね。
逆に、小さい頃から塾通いをして、お金をかけてもらっても、主体性がなく、全然成績がパッとしない子だっています。本人に火がつかなければ、環境が良くても結果にはつながりません。
そういう意味で、入試って、誰でもチャンスがあるし、かなり平等な世界だと思います。