こんにちは!
よく生徒さんから聞く悩みのひとつが、受験に関係ない科目をどれくらい勉強するか、ということ。
国公立大学志望の人の多くは、そもそも受験のために勉強する科目数が多いので、そんなに無駄になる科目はないと思いますが、特に私立専願と決めている人なんかは、「理系なのに、世界史をやらないといけない」とか、「文系なのに、化学をやらないといけない」とか、結構悩んでいる人が多いですよね。
私は、高校生の時、学校の授業が大好きな人間だったので、受験とか関係なく、10科目1000点満点を狙って勉強していました。
指定校推薦も考えていなかったのに!
今考えると、すごく効率が悪い。
世の中には、割り切って内職しまくり、難関大学に合格する子が結構いますからね!
私も、高校生の時、途中で、「ここまで定期テストをガチらないでいいかも」と気がつきましたが…時すでに遅し…、の状態でした。
ただ、実際に受験に使わなかった科目も、意外に役に立ち、無駄になった、という気持ちはなかったです。
1番役に立ったのは、倫理かなぁ。
世界史ではサラッとしかやらない文化史を、細かく学べたのは、本当に良かったです。
また、意外に倫理に出てくる哲学者や思想家の名前は、現代文の問題で出会うことが多かったし、大学に入ってからの授業も、それくらいの知識はある前提で話が進んでいくものも結構あった気がします。
また、ヨーロッパに行くと、雑談に思想家の名前が出てくることがあるので、「ちょっとは分かるよ」という顔はできました。
純粋に、色んな思想に触れるのも面白かったし…
私みたいに、定期テストの点数にこだわり過ぎるのも良くないと思います。
内職も正直、アリだと思います。
バランスが大事。
正直、受験に関係ないなら、そんなに頑張らなくてもいいと思います。赤点を取らない程度に、と割り切るのは賢いと思います。
事実、それで、ちゃんと大学に合格している人はいっぱいいますからね。
ただ、先生の話にちょっと耳を傾けてみると、意外に面白い話が聞けることもあります。内職しつつも、ちょっと耳を傾けておくといいと思います。
それが、知らないうちに、知識として身についていて、意外な科目の試験で、自分を助けてくれることもあります。
理系の人は、世界史なんかいらない!という人も多いと思いますが、英語の長文は、普通欧米人が書いているので、ヨーロッパ史やアメリカ史の知識が少しでもあると、すごく分かりやすくなったりするんですよ!!
文系の人も、軽く化学や生物は聞いておいた方が良いです。少なくとも、気体の性質とか、光合成とか、中学理科くらいの知識はないよりはあった方が読みやすい英語の長文は、よく出題されています。
うちの高校は、そんなに受験に熱心な進学校ではなかったので、先生の雑談が本当に面白かったんです。
よく、休み時間に、友達と先生のモノマネしていたなぁ…
それぞれ、事情は違うと思いますが、学校の授業をうまく利用して、受験を乗り切ってほしいと思います!!