こんにちは!
最近、カタルーニャ語を勉強し始めましたが、
やはりラテン系!!
めっちゃくちゃ勉強が楽です。
イタリア語、フランス語に加え、何度も挫折したスペイン語の知識があれば、だいたい、ちょっと聞くだけで理解はできるようになりますね。
コロナ後のバルセロナ旅行では、現地の人にとって「スペイン語が話せる普通の観光客」ではなく、「カタルーニャ語が話せる馴染みやすい旅人」になることを目指して、夫婦で勉強しています。
カタルーニャ州は、スペインからの独立運動をしているくらいなので、カタルーニャ語は、バルセロナの人のアイデンティティになっているようです。ただの方言ではないんですね。
カタルーニャ語を勉強していて思うのは、フランス語、イタリア語、スペイン語という区分は、あくまで人工的なもので、実際はその差は結構曖昧だなぁということ。
もちろん、国家の言語として体系化されている言語はあるのですが、方言(もちろん、カタルーニャ人はカタルーニャ語を方言とは言いません。彼らにとっては、言語です)のように私には思われ、「これがイタリア語」「これがスペイン語」という境界がすごく曖昧な気がします。
主人は南イタリア人ですが、カタルーニャ語の表現を聞いていて、
「あ、これはフランス語っぽい」
「これは南イタリアの方言と似ている。標準イタリア語にはない表現だけど」
「これはポルトガル語に似ている」
みたいなコメントをしてくれます。
南イタリアの方言って、結構スペイン語と似ているんですよね。
まあ、イタリアの歴史を考えたら、いろいろミックスされているのも理解できる。
本当に似ているから、イタリア人がスペイン語を話す時も混じってしまっています。よく、イタニョーロ(イタリアーノとスパニョーロのミックス)と言われます。
昔、南フランスのオック語と、コルシカ島のコルシカ語も少し勉強したことがあります。
オック語は私からしたら、スペイン語の訛ったもの、コルシカ語はイタリア語が訛ったもの、としか聞こえなかったです。
でも、ヨーロッパの人は、日本人から見たらただの「方言」に見えるものを、記述し、文法や語彙をまとめ、「言語」にしてしまうんですよね。
言語が民族のアイデンティティの象徴になりますからね。
本当にラテン系の言語は奥が深くて面白いなぁ。