こんにちは!
合格体験記を読むと、よく、
「秋以降は、過去問演習ばかりしていました」
「過去問を20年分解きました」
みたいな話が書いてあります。
確かに秋から入試までは、過去問をバンバン解いていくのが良いです。
でも、注意が必要。
過去問の解きまくりは、傾向やレベル、時間配分も分かるので、良いことはたくさんあります。
ただ、基礎固めができていない部分があればきちんと補強することを忘れてはいけません。
過去問演習でガンガン伸びるのは、基礎がしっかり固まっている場合です。合格者は、基礎がしっかりできていた可能性が高いです。自分が同じことをやって上手くいくのか、きちんと見極めることが必要です。
過去問って、すごく、勉強した気になるんですが、基礎ができていないのに、演習ばっかりしても、結局伸びません。
また、基礎が完璧にできている子って実はほとんどいません。できているようで、実は、超基礎的な知識が抜けている子がほとんどです。また、本当に基礎ができていたら、過去問演習をしなくても、ほとんどの大学は合格点が取れる、と、いろんな問題を見ていて思います。
すごくレベルの低い話ですが。私は、センター試験の数学は、模試の時は毎回7割くらいしか取れませんでした。「何とかしないと」と、これまでの学校の定期テスト対策で使った4STEPを、秋以降毎日復習していたら、問題がすごく簡単に見えるようになり、本番は、190点以上取れました。
世界史も、演習ばかりやると、知識がバラバラになってしまいそうだったので、直前まであくまで教科書音読をベースにしていました。
英語も、直前まで、過去に読んだ教科書、長文、NHKラジオのスキットの音読や音声の聞き流しばかりしていました。お気に入りの音声は、何千回も聞いたんじゃないかな。
とにかく、同じ教材ばかりやっていました。
今考えれば、新しいものをやるのが面倒くさかったのかな、という気もしますが、同じものを繰り返すことで、頭にしっかり知識が染み込み、理解が深まり、応用も効くようになったのも事実です。
直前期まで、地に足がついた勉強を続けましょう!!