こんにちは!
時々いると思います。
あんまり勉強していなくても成績が良い子。
もちろん、記憶力や理解力があるからという場合も多いと思います。
でも1番は、知的好奇心がある子かな、と思います。
世間では、経済的に余裕があって塾代を出してもらえることが恵まれている、みたいに言われることがありますが、私はあまりそう思いません。
むしろ、知的好奇心を育てられる環境にいた子こそが、恵まれているように見えます。
塾でずっと教室長をしてきたので、勉強が嫌いで嫌いで仕方がないのに、親御さんに引っ張られてきたような子たちをたくさん見ました。
一度、勉強が苦痛だと思ってしまったら、なかなかそこから抜け出すのは難しいです。
対して、親御さんはほぼノータッチなのに、勝手に勉強をするような子たちもいます。
家にある図鑑や歴史漫画を興味を持って読んでいたら丸暗記しちゃった、とか。
小学生で元素の性質についてめちゃくちゃ詳しい子もいましたね!「もう高校化学半分終わってるじゃん」みたいな。
中学生で、高校数学を独学し、高校受験数学を楽に解くのに使っている子も。
好きなことの吸収力は凄まじいですからね!
これは子供も大人も同じですよね!
こういう子たちは、「趣味」と「勉強」の境界が曖昧で、自然と楽しみながら学んできたことが、学校の勉強とも関連しているから、何倍も楽に理解し、覚えることができるのです。
もちろん、塾に行って、その楽しさに気がつく子もいるでしょうから、経済的にそのチャンスが与えられているのは良いことです。
でも、本を読んだり映画を見たり、今だったらネットの情報を得たりして、学ぶことの楽しさに気がつくことだって十分可能です。
逆に、勉強を「義務」「つまらないもの」と思うようになってしまうと、さらに反抗期が重なり、かなり修復は難しいケースもあります。
結果を出すために頑張ることも必要ですが、それは外から押しつけられてもなかなかやる気にはならないものです。自分でやる気にならないと。
そういう意味で、知的好奇心がある子は本当に強いし、嫌々義務感でやっている子が、楽しく勉強している子に勝てるはずがありません。
私も授業では、できるだけ好奇心を刺激されるような題材の長文を選ぶようにしていますが、これを「楽しい」と感じる子とそうじゃない子は、残念ながらはっきり分かれます。
「ふーん」で終わる子は、「楽しい」と感じる子の何倍も努力しないと敵わないです。