こんにちは!
イタリア語の動詞で最も大事なのは、essere(エッセレ)とavere(アヴェーレ)です。
今回はavereについて説明します。avereは、英語のhaveに当たるもので、「~を持っている」という所有を表します。
英語のhaveの現在形は、haveとhasの2種類しかありませんが、イタリア語のavereは主語によって、6通りの変化をします。
まず、活用を見てみましょう!
動詞avereの活用(現在形)
単数 | 複数 | |
---|---|---|
1人称 | (io) ho イーオ オ | (noi) abbiamo ノーイ アッビアーモ |
2人称 | (tu) hai トゥ アイ | (voi) avete ヴォーイ アヴェーテ |
3人称 | (lui) ha ルーイ ア (lei) ha レーイ ア (Lei) ha レーイ ア | (loro) hanno ローロ アンノ |
単数形と3人称複数は、hから始まっていますが、発音されません。イタリア語のhは発音しないんですね。
日本人が英語のRとLを区別して発音するのが苦手なように、イタリア人は英語のhが苦手な傾向があると思います。I haveを「アイアヴ」のように発音している人は結構いました。もともとイタリア語にはない音だからですね。
「私は弟が1人います」
avereは英語のhaveと同じように「~を持っている」という意味です。
例えば、「私には兄弟がいます」のように、家族について話すときに使えます。
「私には兄(または弟)が1人います」は、
Ho un fratello.(オ ウン フラテッロ)
と言います。fratelloは、英語のbrotherと同じように「兄」「弟」の両方の意味を持ちます。
英語で「友愛」「兄弟関係」を表すfraternityという言葉がありますが、語源は同じです。
「私には兄(または弟)が2人います」と言いたいときには、
Ho due fratelli. (オ ドゥエ フラテッリ)
と言います。fratelloは複数形がfratelliになります。
ちなみに、
「私には姉(または妹)が1人います」は、
Ho una sorella. (オ ウナ ソレッラ)
「私には姉(または妹)が2人います」なら、
Ho due sorelle.(オ ドゥエ ソレッレ)
となります。
sorellaは、英語のsisterのように、姉、妹両方を意味します。sorellaの複数形がsorelleです。
「私は20歳です」
イタリア語では、年齢を言う時に、avereを使います。
英語では、「私は20歳です」は I am twenty years old.のようにbe動詞を使いますが、イタリア語では、「20歳の年齢を持っています」という言い方をします。
Ho venti anni. (オ ヴェンティ アンニ)
会話ではくっつけて、Ho vent’anni.(オ ヴェンタンニ)
と言います。
ventiはイタリア語の20です。つまり、anni(年)の前に数字を置けばいいだけです。
ちなみに、anniは複数形で、単数形はanno(アンノ)と言います。
英語でも「年1回の」「例年の」を表すannualという単語があるので覚えやすいと思います。
「1歳」の場合は単数形annoを使います。
「彼は1歳です」は、
Ha un anno.「ア ウナンノ」
と言います。