暗記が苦手。
そんな悩みを持っている人は多いと思います。
でも、ほとんどの場合は勘違いです。
確かに時々、めちゃくちゃ暗記が得意な子がいます。羨ましいな〜と思うほど。
生まれながらの能力の差があることはもちろん否定しません。
でも、私を含め大部分の人は、記憶力にそんなに差はないんじゃないでしょうか。
人間は、生存に関係のないことは当たり前のように忘れます。
自分の家の場所は、帰ってこれないと夜寝る場所に困るので忘れないですが、英単語や数学の公式なんて、覚えなくても死なないし、ただの贅沢品なので、ほっといたら絶対忘れます。
だから、忘れそうなタイミングで何度も何度も脳に刺激を与えて、生存に必要な情報であると脳に勘違いさせないといけないんです。
大前提として、1回や2回、5回や10回で何でもかんでも覚えられると考えているのが、大きな勘違いなのです。
多くの受験生にとっては英単語なんかいらないもの、贅沢品です。骨董品と同じです。
「英語は今の世の中絶対に必要だ」なんて煽る人が結構いますが、よりレベルの高い生活をしたいならば、であり、なくたって生存には困らないんです。
一体日本人の何パーセントが生きるために(生活のために、仕事のために)英語を使っているでしょうか。
そんなものを、5回や10回で覚えられるわけはないんですよ。
暗記が苦手と嘆く人ほど、回数が少ないです。
まずは、回数を増やすことから始めましょう。
「暗記が苦手」ではなく、「暗記が嫌い」であるなら、本当に勉強する気があるのか、自分に問いかけてみましょう。
学校の勉強、特に大学受験は知識の習得がメインです。