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インプットは単語帳だけ、は危険!!

英語の勉強

こんにちは!

よく、生徒さんではない受験生から、LINEに質問をいただきます。

その中ですごく気になった質問です。(ブログに書くことを許可していただいています)

「夏までは、インプットが大事と言われていたので、単語帳と文法問題集だけやってきました。夏からは長文に入りたいのですが、何をしたらいいですか」

というもの。

「夏まではインプットって、結構誤解されているな」と思いました。

過去にも何度か同じ質問をされました。

確かに、英語のインプットは、文法と単語です。

でも、それは、文法問題集と単語帳だけをやる、という意味ではありません。

少なくとも、私はそう思っています。

高1だろうと、高2だろうと、高3の春だろうと、実際に英文を読みながら、インプットした文法や英単語を確認していくことが大事です。

インプットと実践は同時進行であるべきです。

高1、高2から教えている人には、私は最初はみっちり英文法をやり、その間、単語テストもちょこちょこやっていますが、文法が終わったら、単語が完璧になっていなくても、易しめの英文を、むちゃくちゃ時間をかけて「精読」してもらっています。

最初は、とにかく「精読」が1番大事です。

その過程で、単語帳で見たことがある単語が定着していきます。

文脈で覚えた単語って、復習をきちんとすれば、なかなか忘れないです。

夏から演習、秋から演習、というのは、そこから英文を読み始める、というわけではないのです。

考えてみてください。
日本語の辞書ばかり読んで、単語を暗記してきた外国人が、数か月で日本語の新聞が読めるようになると思いますか?そもそも、単語をきちんと覚えられると思いますか?
単語の暗記をしながら、同時に文をたくさん読み、どのように使われているかきちんと理解していけば、スムーズに日本語の力をつけていけますよね。
単語は、文の中で生きるものなのですから。

なんだか、「夏までインプット」という言葉が誤解されているような・・・。

春はインプットと精読を徹底的にやり、英文にある程度慣れておき、夏、あるいは秋からは少しずつ制限時間も気にしながら練習をしていくのです。

「夏まで単語帳ばかりしていた」では、演習不足で受験を迎える可能性があります。

理解したはずの文法も長文では見抜けない、単語も思い出せないなんて、よくあることです。

早い時期から、たくさんの英文を精読しておけば、それが爆発的に成績をのばす底力になります。

適当に多読するよりも、週1本の長文の丁寧な精読と復習が効果的だと思っています。復習をしないのは論外です。

これを読んでいる受験生(特に高1、高2生)で、インプットは単語帳だけをやっていた、という方は、今すぐ精読の練習を開始して、英文に慣れるようにしてください。学校の教科書を軽視する人が結構いますが、自分できちんと精読してみましょう。読解の練習になります。最近の教科書は話題がおもしろいのもいいですね。

「まだ単語を覚えていなくて長文は読めないから始めていない」という人がいますが、

読んでいないから、読めないのです!!

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東京外国語大学卒業→イタリアに住み、結婚→帰国後、複数の塾で教室長→家庭教師として独立。

大学受験の英語を中心に教えています。

公立中学で落ちこぼれでしたが、勉強を始め、大学に行けるレベルになりました。
落ちこぼれだった経験を生かして授業をしています。

言語を勉強するのが大好きで、イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、フィンランド語、ラテン語、オランダ語など、たくさんの言語を勉強しています。(英検1級、イタリア語検定1級)

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