こんにちは!
本屋さんに行くと、本当にたくさんの単語帳がありますね。
基本的には、どんな単語帳でも良いと思います。いきなり長文を読んでも何を言っているのか分からないので挫折してしまいがち。でも、まずある程度よく使われる英単語を頭に入れてしまうと、英文を読むのが楽になりますよ。
毎日、オンライン授業で、たくさんの単語帳を使っています。学校で使っていたり、自分で好きで買ったりと、生徒さんが使っている単語帳がバラバラなので、1日が終わるころには、私の仕事机の周りには、たくさんの単語帳が散乱しています…
今、生徒さんの単語テスト用に使っているのは、「シス単」(改訂新版)、「シス単」(5訂版)、「鉄壁」、「パス単準1級」(4訂版)、「パス単2級」(5訂版)、「パス単2級」(4訂版)、「パス単準2級」(5訂版)、「パス単準2級」(4訂版)、「パス単3級」(5訂版)、「パス単3級」(4訂版)、「LEAP」、「文単2級」、「文単準2級」、「文単準1級キクタン」、「3級キクタン」、「準1級速読英単語」、「上級編ターゲット1900」、「ターゲット1400」、「DUO」です。
挙げてみると、結構種類がありますね。そりゃ、散らかるわけだ…
おかげで、単語帳には結構詳しくなりました。どの単語帳のどのあたりに何の単語に載っているのか、だんだん分かるようになってきました。
その中で面白いな、と思ったのが、「システム英単語」、「ターゲット1900」、「速読英単語 上級編」の最近の改訂です。「システム英単語」は2019年11月、「ターゲット1900」は2020年1月、「速読英単語 上級編」は2015年3月に改訂されています。
この3冊の単語帳に共通して追加されていた単語が、dementia (ディメンシャ)です。
dementia は「認知症」という意味です。
入試の過去問を見ていると、少子高齢化に関する長文が本当に増えてきたな、と思います。その中で、目立ってきたのが、このdementia という単語で、単語帳に追加されるようになってきたわけです。早稲田の社会科学部の2015年の入試にも、認知症についての長文が出ていました。
dementia は、見慣れない単語かもしれませんが、de(離れる)とmens(精神)からできていると理解すると覚えやすいと思います。mental やmindとも似ていますよね。
ちなみに、イタリア語では、「忘れる」という動詞がdimenticare (ディメンティカーレ)です。初めて知った時、dementiaと似ていて感動した覚えがあります。
基本的には単語帳はなんでもいいと思いますが、このように、社会の変化によって、よく出るようになってきた単語を知るためには、単語帳は新しいものの方がいいのかもしれません。
最近よく使うようになった言葉を英語で何というか知っておくと、入試で助けられることがあると思います。そういう意味で、日本のことについて書かれた英字新聞って、すごく効果があると思うんですよね。別にスペルが書けなくても、意味が分かるだけでもかなり読みやすくなりますからね。
あとはジャパンタイムズの社説もおすすめです!!