こんにちは!
共通テストのリスニングが苦手、という人が多いですね。
共通テストリスニングを難しいという理由には、2つのレベルがあります。
まず1つは、そもそも英語を聞く能力が低いため。もう1つは、問題の形式が独特であるため、解きにくく感じるため。
後者であれば、問題慣れをしていかなければならないのです。確かに、センター試験や英検に比べると、問題形式が独特で、解きにくいと思います。
しかし、それより英語の基本的なリスニング能力が低いことの方が圧倒的に多いです。
リスニングは、多くの受験生が、そもそも必要な基礎練習をしていないです。
リスニング対策をしなければならないからと、リスニング問題をいきなり解くより、まずは、基礎体力をしっかりつけていく必要があります。
私は、高校生のころは、NHKの英語講座を毎日20 分くらい聞いていました。まずは、少しで良いから、毎日英語の音に触れる習慣をつけること。これすらできていない子が本当に多いのです!習慣がないのに、いきなり試験で聞き取れるわけがありません。
また、リスニングとリーディングの対策を分けて考えないことが大切です。
よく、英検で、「リーディングよりリスニングの方がスコアが高いからリスニングの方が得意」と言う人がいますが、それは、本質が分かっていません。
英検は、リスニングの方が、リーディングよりはるかに易しい内容だからです。リーディングと同じ内容、レベルの文章が、リスニングで出題されたら、多くの人がもっと苦労するでしょう。
基本的には、英検くらいなら、リスニングで聞き取れなくても、台本を見ると分かる場合がほとんどです。
だから、普通は、皆、同じ内容であれば、リーディングの方が、リスニングよりできるのです。
リーディングは、わからなくても、戻って何度も読み直しができますが、リスニングは、1回流れた音声は消えてしまいます。だから、リーディング以上に、前から情報を瞬時に理解する必要があります。
この対策として、1番良いのは、リーディングとリスニングを一緒にすること。
音声付きのリーディング教材を用意して、読解して、しっかり意味が分かったものを、何回も音読し、何回も聞き、最終的にはシャドーイングなんかもやっていく。
こうしていくと、
単語、表現が文章の中で覚えられる!
前から読解できるようになる!
前から聞き取れるようになる!
英語の感覚が身につく!
速読力がつく!!
と、1粒で2度美味しいどころか、何度も美味しい状態になります。
こんなに美味しいのに、皆、なかなかやらないんですよね…