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英語の授業で和訳をやらない学校。

普段考えていること

こんにちは!

ある生徒さんが、「学校の英語の授業では、教科書の和訳をやらずに、教科書に対応したワークの問題やグループワークばかりをやっている」と言っていました。

本当に驚きました。

一応和訳は配布されているんですが、なぜその訳になっているかは理解していないし、さらになんの話だったのかすら覚えていないので、私と一緒にやることになりました。

読む時に、主語、動詞を確認したり、どんな文法が使われているのを見抜いたり。

そういう作業を繰り返していかなければ、文は正確に読めるようになりません。

和訳を配布されるだけでは、結局定期テスト対策で「和訳を覚えて終わり!」になってしまい、自力で意味をつかむことは永遠にできるようにはなりません。

私立の学費の高い高校でそんな授業をしているなんて、なんだか切なくなりました。
もちろん、公立でもこういう学校は増えています。

私は公立の自称進学校になるかならないかくらいのレベルの高校出身ですが、英語はリーダーとグラマーの2種類の授業のみで、リーダーは、和訳が予習で、授業は順番にあてられて1、2文ずつ自分なりの和訳を発表するものでした。

これが結構良くて、予習の段階で自力で文構造が見抜けなかったものは、授業で解決できます。

さらに他の子の訳を聞くのは、それが合っていようが間違っていようが、非常に参考になるのです。

「英文の意味を拡大解釈しすぎず、上手い日本語に訳してるな!」とか「文法を理解していないとこういう和訳になるんだな!」とか、クラスメートの訳を聞きながら考えていました。

これをやっていれば、さすがに何の話をしているか理解しないままになることはあまりないです。

英語の読解の授業は、とにかくきちんと英文を理解することに集中すべきです。

感覚とかあり得ないです。

「何となく感覚で意味がわかる」と言っている生徒で、本当に分かっている子はほとんどいません。

だいたいネイティブでもないのに、4、5年英語をやったくらいで、英語を感覚でわかるわけがない。

正しい理解と大量のストックがあって初めて、感覚「っぽいもの」を理解できるようになるんです。

学校はやることを増やしすぎです。

(集団でコミュニケーションの授業とかやるくらいなら、オンラインでマンツーマン英会話を毎日やった方が絶対いいです。)

それより、教科書を完璧に理解させ、本文の音声を何度も聞き、音読しまくって暗唱してしまうくらい「少ない教材をやり込む」重要性を伝えてくれる先生はいないのでしょうか?

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東京外国語大学卒業→イタリアに住み、結婚→帰国後、複数の塾で教室長→家庭教師として独立。

大学受験の英語を中心に教えています。

公立中学で落ちこぼれでしたが、勉強を始め、大学に行けるレベルになりました。
落ちこぼれだった経験を生かして授業をしています。

言語を勉強するのが大好きで、イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、フィンランド語、ラテン語、オランダ語など、たくさんの言語を勉強しています。(英検1級、イタリア語検定1級)

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