なかなか志望校が決まらない受験生は不利です。
私の生徒さんでも、早い子は、4月、5月頃から本格的に志望校対策をしています。夏までに過去問10年分を解いたという子もいます。
志望校が決まらないと、方向性の定まらない目標に対して、ガムシャラに勉強しているようなもので、効率が悪いです。
もちろん、どこの大学でも求められる力は似ているのですが、やはり入試問題には傾向があるし、そのための対策は早めに始めるに越したことはないのです。
だから、早く志望校を決めましょう!
なかなか志望校が決まらない人は、考えすぎなのかなと思います。
大学なんて、結局、入ってみなければ分かりません。オープンキャンパスで全てが分かるわけでもないし、先輩の話もあくまで主観的なものです。自分が入ってみたら、全く違う印象を持つかもしれないのです。結局、大学なんて、入ってみるまで分からないのです。
だから、そんなに大学選びに慎重になり過ぎなくても良いのかな、と思います。
私は、東京外大、早稲田、慶應、立教を受験しましたが、東京には、中学生以来行ったことがなかったので、受験の時に初めて大学を見たという状態でした。
やりたい学問があること。
東京にあること。
偏差値がそこそこ高いこと。
入試問題が自分に合っていたこと。
この4つだけで決めました。
私みたいな、ど田舎出身の高校生なんて、そんな大学の情報がたくさん入ってくるわけではありません。当時はネットの情報もそんなにありませんでした。「螢雪時代」は買っていたけど。学校の先生も、地元の大学には詳しいけど、東京の大学のことはほとんど知りませんでした。
だから、見える情報だけを使って決めました。
偏差値ランキングは、結構大事な指標です。
なぜなら、偏差値ランキングは、客観的な「入りにくさランキング」「人気ランキング」だからです。
偏差値が高いということは、それだけ、優秀な教授、優秀な学生に囲まれていて、環境が良く、「人気」があるから、入りにくくなっていることを意味します。
だから、入学後、ハズレだったな、と感じる可能性が低いのです。
あくまで、可能性の話ですが、それでも、ハズレの可能性が低い方を選んだ方が良いに決まっています。
大学のことなんて、実際入ってみて、何年か過ごしてみないと分からないことばかりなんだから。
そして、本当に合わなければ、再受験や3年次編入だって可能なんです。
だから、情報収集をできる限りしたら、あまり考えすぎずに、自分の直感を信じて選んでいけば良いと思います。
校舎が綺麗、入りたいサークルがある、住んでみたい街にある、でも十分だと思います!
昔、校内にスタバがあるという理由だけで、龍谷大学を選んでいた女の子がいたなぁ。こういう決め方もアリだと思います!!