こんにちは!
大学入試の英語の基礎固めができているかを確認するわかりやすい教材として、英検2級の過去問をおすすめしたいと思います。
もちろん、英検2級に受かることではありません。
正直、かなり基礎がグラグラでも受かるケースをたくさん見てきました。
「英検、本当に実力を測る指標として機能している?」と資格試験として心配になるくらいです。
ただ、もちろん、全くかすりもしない成績では落ちるし、実力がある子は絶対落ちない試験ではあります。
私が、英検2級の過去問を使って、大学入試の基礎固めがある程度できているな、と思う基準は以下の2つです。
まず、リーディングは大問1を含め、全問正解すること。
英検2級に、変な問題は基本ありません。
単語も大学入試標準レベルのものばかりです。
よって、基礎ができていれば間違えません。
過去問6回分間違えなくなったら、かなり基礎は安定していると言えます。
次に、リーディングの長文全て、主語、動詞、目的語、補語など文法的な説明ができること。それに基づいて和訳ができること。
何となく、はアウトです。英検2級に難しい構文は出てきません。
英検2級にはほとんど文法問題が出ませんが、長文をきちんと読めているかで、文法力は確認できます。
最近は、英検準1級が大学入試に使われるようになり、2級の存在感が薄れていますが、基礎力を判定できる良問だと思います。
高3になるまでには、英検2級に10回受けたら10回受かる。リーディングは、大問1も含め全問正解するくらいのレベルにはなっておいて欲しいですね。英検2級の単語くらいは悩まなくてもスラスラ意味が言えるくらいにしておかないと、それ以上のレベルの読解も、分からない単語ばかりで時間がかかってしょうがありません。
受験生は、無限に時間があるわけではありません。
英語は科目の性質上、慣れれば実力は上がっていくのですが、それでも伸びが早い人と遅い人はいます。
早い人は、基礎をおろそかにせず、背伸びせず、階段を上がるように勉強しています。分からない内容があれば、中学内容まで戻る勇気を持っています。
高校英文法が苦手な人のほとんどは中学文法が実はきちんと定着していません。高校英文法は、暗記することは確かに多いですが、全ての骨組みは中学でやっていて、それに肉付けをするだけにすぎないからです。
高校になって文法が難しくなった、と感じる人は、高校入試用の文法問題集を1冊仕上げるといいでしょう。意外に全問正解できないと思います