私がイタリアに留学していたのは2000年代後半ですが、本屋さんでこちらを見つけて買いました。(実際は経年劣化で汚くなったため、買い直しました。)
大好きなフランスの語学書のアシミルです。
アシミルは語学教材ですが、お話やダイアローグがすごく面白いのです。
ついつい聞き入ってしまいます。
こちらは1987年に書かれたものです。
内容が非常に古く、逆に面白くて愛用しています。
例えば、男の子が女の子に告白するために電話をするのですが、
「何度macchina da scrivere(タイプライター)を取り出して君に匿名のラブレターを書こうとしただろうか!」
みたいなセリフがあります。
macchina da scrivereなんて、使う場面が今はないですね!タイプライターは見たこともありません。
あと、ハネムーンに出かけたカップルがいて、奥さんが旦那さんに「写真を撮って」と言った時に、旦那さんが「フィルム足りるかなぁ、君は何枚取った?」と聞き、奥さんが「10枚ちょっとかな?」と答える場面があります。
デジカメやスマホカメラがある今だとありえない会話ですよね!!
本当にこの古くさい感じが大好きなんですよね。
ダイアローグだけでなく、文学、家具、デザイン、カーニバルとか、いろんな話が入っていますが、どれもどこか古くさい感じです。
こちらのアシミルのイタリア語、新しいものが出版されています。
内容がどのように変わっているか気になります。
時代はタイプライターからスマホに変わっていますからね。
買ってみようかな!!