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志望校変更は「負け」ではない。

普段考えていること

共通テストが終わりました。

いろんな結果が出ていると思います。

上手くいった人は問題ないですが、失敗してしまった人は、出願校をどうしようか悩んでしまいますよね。

志望校のレベルを下げるのは悔しいことです。志望校への思いも様々だと思いますから。

私は受験生の時、センター自体は失敗ではなく、むしろ普段のマーク模試よりかなり高得点だったのですが、二次試験のことを考えると、年末くらいから第一志望の大学は200パーセント無理だろうな、と思っていました。

最終的には、センター後に志望校を変更しました。

志望校への思いがそこまでなかったから、と言われればそうなのかも知れませんが、私はあの時第一志望を諦めて良かったと心から思うんです。

まず、センター試験後は、好きな科目ばかりやることができて、本当に楽しかったです。センターリサーチはA判定だったので、気持ちもすごく楽でした。

センター後の1ヶ月は、趣味に没頭し、さらに東京旅行に行くような感じでワクワクしていました。

また、私立も受けましたが、経済的には私立に行くと厳しそうだったので、ちゃんと国立に受かって、夢だった東京の一人暮らしが親に気兼ねなくできたのも良かったです。私立に行かなかったので、10ヶ月のイタリア留学のお金も出してもらえました。

当時の私は、受験勉強をずっとやるより、「自分の好きな勉強をたくさんしたい!」という気持ちが強く、一刻も早く大学生になりたかったです。次のステップに早く進みたい気持ちでした。

どうしても行きたい志望校がある人にはあんまり響かないと思いますが、自分の楽しいと思える道、有利だと思う道を選ぶのも全然間違いではないと思うんです。

諦めず頑張って頑張って合格を勝ち取る受験生を私は心から尊敬します。私はそこまでは踏ん張れなかったので。

でも、現実を客観的に見て、自分に向いている受験に切り替える受験生も偉いと思います。

だって、人生には、受験以上に努力ではどうにもならないことがたくさんあります。言い方は悪いですが、妥協しなければならないこともあります。

自分に与えられた選択肢の中で何がベストなのか考えなければならない場面もあるでしょう。受験の経験は、そういう時に役に立つのではないでしょうか?

志望校変更は「負け」ではなく「戦略的撤退」です!

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東京外国語大学卒業→イタリアに住み、結婚→帰国後、複数の塾で教室長→家庭教師として独立。

大学受験の英語を中心に教えています。

公立中学で落ちこぼれでしたが、勉強を始め、大学に行けるレベルになりました。
落ちこぼれだった経験を生かして授業をしています。

言語を勉強するのが大好きで、イタリア語、フランス語、スペイン語、ギリシア語、フィンランド語、ラテン語、オランダ語など、たくさんの言語を勉強しています。(英検1級、イタリア語検定1級)

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