こんにちは!
英語の参考書の助動詞あたりに紹介されているhad better。
私が高校生だったのは20年近く前になりますが、いまだに、高校生が使う参考書のhad betterの訳は「…した方がいい」なんですよね。変わってない!
shouldは「…すべき」had betterは「…した方がいい」
と書かれているものばかりです。
進学校ではちゃんと教えているんでしょうか?私は進学校ではなかったのですが、先生はこのままの訳で教えていた記憶があります。
なんか「…した方がいい」と「…すべき」だとhad betterはすごく柔らかくて遠慮がちなアドバイスで、shouldは逆にきつい命令みたいに聞こえますよね。私は当初、こう理解していました。
でも、実はこれ、逆。
You had better quit smoking.は「タバコはやめなさい!やめないとお前ほんとに癌になって死ぬぞ」みたいな、半分脅しの入ったきつい命令だけど、
You should quit smoking.は「タバコやめたほうがいいんじゃないの?」というアドバイスくらいなんですよね。
まあ、この違いが分からなくたって、入試で困ることはあまりないかもしれないけれど、会話で使おうとしたら困りますよね。had betterばかり使っていたら、「なんかこの人大袈裟だな、めんどくさい」と思われそう。
私がこれを知ったのは、NHKラジオの英語講座でした。had betterはできるだけ使わない方がいいよ、ということでした。had better自体は高1で習いましたが、この正しい意味を知ったのは高3でした。
そろそろ、高校の英語の参考書のhad betterは「….しないと大変なことになるぞ」くらいに変えてもいいんじゃないでしょうか。
2021年になっても、結構勘違いしている子が多いです!!