こんにちは!
世界には、お互いによく似ている言語がたくさんあります。
というか、日本語みたいに島国は別として、交流がある地域の言葉は、似ていて当たり前、と言えますね。
私が勉強してきたイタリア語やフランス語は、ロマンス語と言われ、文法も語彙も非常によく似ています。
国の公用語として使われているロマンス語は、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語があります。他にも、俗に、方言や地方語と呼ばれるようなロマンス語もたくさんあります。
私は、大学に入学してから、最初は、専攻語はイタリア語、副専攻語はスペイン語で登録していました。ただ、あまりにも、語彙、発音が似ていて、混ざりそうな気がしたので、副専攻語は、フランス語を取り直したんです。
複数の言語を使い分けようとすると、日本語でも、標準語と方言を使い分けるように、頭のスイッチを切り替えなければなりませんが、初級の段階では、イタリア語とスペイン語は、その切り替えが非常に難しかったのです。
それくらい、めちゃくちゃ似ていたんです!
ただ、今は、イタリア語がある程度固まっているので、スペイン語と混ざることはだんだんなくなってきました。
イタリア人の主人に、スペイン語を、勉強せずに、だいたい何%くらい理解できるか聞くと、70%くらいだそうです。また、これは、彼の主観ですが、南イタリアの方言は、スペイン語の影響を受けているので、さらに馴染みやすく感じるのではないか、ということでした。(主人は南イタリア出身です)
彼は、スペイン語が好きで、勉強したり、スペイン人の友達と話したりするので、今は、ほぼ全部分かるそうですが。
イタリア語学習者の私は、旅行中に会ったスペイン人とは、だいたい話ができました。
スペイン人はスペイン語で話し、私はイタリア語で話す、という感じです。
そこそこ、意思疎通は可能でした。
これって、結構お得ですよね
1つの言語を勉強すると、他の言語も分かるようになるって!
イタリア語、フランス語に関しては、発音がかなりちがうので、勉強していない状態では、音から意味を理解することは難しいです。
ただ、いざ、文字を見ながら勉強し始めると、文法や語彙が非常に似ていて、勉強しやすいです。
イタリア人が「僕は5か国語喋れるよ!イタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、英語だよ」みたいにドヤ顔で言ってくると、「え~でも、ほとんど似てるじゃ~ん」といつも突っ込みたくなります。。。
とはいえ、イタリア人にとって、スペイン語を正確に話すことがめちゃくちゃ簡単か、と言えばそんなことはなく、似ていても意味が違う単語がたくさんあるので、多くのイタリア人は、スペイン語(スパニョーロ)とイタリア語(イタリアーノ)のミックスである「イタニョーロ」を話しているんですけどね。